ここ最近、やけに飼育水の水面にに膜が張るなと思い、
原因を探ってみるとスジチヂミトサカがドロドロに溶けていました。
半年間飼育していく中で、根元がだんだんと後退していき、
だんだん痩せて、萎れていることが多くなってきたのですが、
ついに限界がきたようです。
スジチヂミトサカの飼育は好日性ソフトコーラルのなかでも
最も難しいと言われています。
スジチヂミトサカの飼育において、重要なのは十分な光と
ランダムな水流、それから清浄な水質です。
照明は強めのLEDで硝酸塩は悪くても5ppm以下に抑えていたので、
おそらく水流の条件を満たしていなかったのだと思います。
同じ水槽内でゆらゆら系のLPSを飼育しており、
水流が当たりすぎてはいけないので
強い水流がレイアウトに当たらないようにしていたのですが、
トサカに必要な水流が不十分になってしまったのだと思われます。
上級者の方々は、水流がどのようになるのかを頭の中で考えながら
レイアウトやサンゴの配置をきめていらっしゃると思うのですが、
私はまだまだその次元にはたどり着けそうにはありません。
仕方なく、3株中2株のスジチヂミを水槽から出しました。
残りの一株は裏でひっそりと佇んでいます。
スジチヂミの飼育に失敗したのに、LPSはというと、
問題なく飼育できており、ナガレハナやタコアシは元気です。
なので、ウチの水槽はソフト向けの水質ではないのだろうと考え、
LPS中心のレイアウトに変えることにしました。
というわけで変えてみたのですが、なかなかいいです。
新たにコエダナガレハナの褐色と先端イエローを加え、
ツツマルハナサンゴを追加しました。
ツツマルハナサンゴ
Euphyllia glabrescens
ハナサンゴ、フラワーコーラルとも呼ばれる。
コエダナガレハナサンゴに似るが、ポリプが枝分かれしないことが特徴。
ツツマルハナサンゴはナガレハナやタコアシよりも飼育が低難度で、
ある程度の水質悪化にも耐えうるそうです。
ただし、同じ
Euphyllia属のナガレハナやタコアシよりも刺胞毒が弱く、
接触するとツツマルハナサンゴが負けてしまうので、注意が必要です。
価格は安価で、手を出しやすいサンゴだと思います。
こちらはコエダナガレハナサンゴ(タコアシサンゴ)の先端イエローカラー。
枝の根元がほのかに緑色をしており、なかなか綺麗です。
これは、コエダナガレハナサンゴのコロニータイプの褐色です。
コロニータイプのコエダナガレハナを特に「ホンタコアシサンゴ」というそうです。
見方によってはパープルにも見えるかもしれないです。
コエダナガレハナサンゴといえば高価でかつ、
飼育が難しいといわれているので、水槽への導入をためらいがちですが、
気になる購入価格は、某通販でなんと1980円でした。
ちなみに上のブランチ先端イエローは4980円です。
珍カラーの方が価格が高くなります。
いちばん初めに購入したナガレハナはかなり大きくなりました。
水質が悪いのか、若干色褪せてきているように感じます。
エダアワサンゴは成長して2枝が5枝になりかけています。
アワサンゴの珍カラーが欲しいのですが、もう置く場所がありません…
60cm通常規格水槽でこれ以上サンゴを入れるのは難しい気がします。
水槽を大きくしてオーバーフローにすればもっと楽なのにと思う東上でした。
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