うみのおさかなのいろいろ@東上本出の日記

海水魚採集 海水魚飼育 飼育各論 小笠原 星景撮影 CB400SB Roadster CX-30

うみのおさかな以外の話題がメインになってしまったブログ主の○○やってみたシリーズ。水槽の更新再開しました。

2012年下半期海水魚飼育まとめ2

まとめ1http://laytrack.blog.shinobi.jp/Entry/60/の続きです。

60cm水槽はリセットになりましたが、

30cm水槽も限界を感じたので、

今までの水槽をトリートメントタンクに格下げし

30ハイタイプ水槽に置き換えることにしました。

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同時に水槽台も購入し、インテリア性が高まりました。

ライトはヴォルクスジャパン製グラッシーレディオRS122です。

アーチは純正のレディオアーチを使用しています。

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そして、以前から飼いたいと思っていたテングカワハギを水槽へ投入。

テングカワハギの飼育は食性の関係で餌付けの面で難しいです。

ブラインシュリンプから馴らそうと思ったのですが、なかなか餌付いてくれませんでした。

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2匹購入したのですが、最終的に2匹とも冷凍ブラインまで餌付きました。

上がメス下がオスのペアです。

腹の黒い部分に白い斑点があるかないかで雌雄の判断がつきます。

斑点があるほうがオスです。

オスは飼育2週間目で体表に傷がつき内出血のような症状が出たので薬浴し治癒しました。

おそらく軽度のビブリオ病だと思われます。

初期段階で発見して対処すれば治療できることもあるようです。

せっかく病気を治したのですが、

テングカワハギは寝るときに地形に身を任せる習性があるので

ろ過の吸い込み口のストレーナで寝ることが多く、

ある朝見たら☆になっていました。

おそらく体力を消耗したのだと思いますが、詳しい原因は不明です。

しかも、2匹とも同じ原因で落としてしまいました。

テングカワハギの飼育については後々飼育各論の特集を組みたいと思います。

餌付けには成功しているので、また機会があれば飼育に挑戦します。

採餌シーンの動画です。



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次に現在進行形で挑戦しているのが、ソフトコーラル飼育です。

ウミキノコ・ツツウミヅタ・カワラフサトサカ・マメスナギンチャクを飼育しています。

その他にも
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色とりどりのケヤリ

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タイトル写真のオイランヨウジを追加しました。


餌はノコギリヨウジと同じく生き餌ブラインシュリンプです。

他には、水槽が小さいのでおやつ程度に自然発生するコペボーダ等を食べています。

餌付ける際は最初はイサザアミから馴らすと、

水槽内の環境で餌を食べてくれるようになることが多いようです。

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こちらはツツウミヅタ。ポリプが開くと満開の花のようにきれいに咲きます。

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オトヒメエビもなかなかの存在感を放っています。

しかし、ヨウジウオの尾鰭をチョッキンする事故が多発したので、隔離槽行きとなりました。

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ノコギリとオイランの共演。

細長い魚がゆっくりと泳いでいるのはなかなか可愛いですよ。

2012年下半期海水魚飼育まとめ1

前回の更新から大分期間が空いてしまいました。その間に大幅に状況が変わったので、一気に更新していきます。

カクレクマノミをもう一匹譲り受けたので、30cm水槽に入れました。



30cm水槽に魚4匹は明らかにキャパオーバーなのですが、この時はいけるだろうと思っていました。



水槽が小さいせいなのかカクレを2匹にしたところ、ケンカを始めました。

ケンカはすぐに終わり、強者と弱者の序列が決まります。

強いほうの個体は弱いほうの個体を追い立てるのですが、この時弱いほうの個体は服従のポーズを取ります。

服従のポーズは相手に背側を向けて横泳ぎをする姿勢を取る感じです。



カクレを入れて数日経つと、水槽が汚れてきました。

ヨウジウオにブラインシュリンプを給餌しているので水が汚れやすく、さらに過密飼育が拍車をかけ、富栄養化によりコケが繁殖しています。

この時、底砂が最悪の状態になっていることにはまだ気づいていませんでした。

さらに数日経つと、カクレに白点が出始めました。

この時私は連続換水により水槽内の白点虫の数を減らそうと考え、連続で換水を行いました。

連続換水を行うと水槽内のバクテリアが減少し、生物ろ過のバランスが崩れがちになります。

この際、バクテリアの添加を行えば、バクテリアの減少を抑えることができたのですが、バクテリアは買わない主義だったので、何も対策を行いませんでした。

過密飼育状態でバクテリアが減少すると、生物濾過が全く追いつかなくなり一気に水槽崩壊に持っていかれます。

一気に水質が悪化し、サンゴイソギンチャクは弱り、カクレクマノミは2匹とも重度の白点にかかり、ノコギリヨウジの♀は白点+エサを食べなくなりました。

カクレクマノミは2匹とも薬浴を行いましたが、1匹は薬浴中に落ちてしまいました。

ノコギリヨウジの♀は餌を食べなくなった結果弱りこちらも☆に。

サンゴイソギンチャクは死んだ時に水槽内の生体が全滅する恐れがあったので見切って水槽から取り出し泣く泣く廃棄しました。

最も過密だった時は
カクレクマノミ×2
ノコギリヨウジ×2
サンゴイソギンチャク
ハナビラダカラ
ペパーミントシュリンプ
を飼育し30cm用の外掛け濾過で回していたので、明らかに無謀だったと思います。

当然水槽はリセット。同時に60cm水槽も飼育がぐだり、白点が蔓延っていたので、クマノミとキリンミノは海に返しに行きました。

タナバタウオはクマノミに追いやられ水面に顔を出すようになり、目が腐って死んでしまいました。

リセットというわけで、もう一度水を作らなければならなくなりました。

そこで、パイロットフィッシュに丁度いい魚を譲り受けたので、水作りを頑張ってもらうことにしました。



ナベカです。黄色と黒の模様が美しいハゼの仲間で、タイドプールにいる強い魚です。



こちらはクツワハゼ。大きくなると20cmくらいになり、釣りの対象魚にもされています。



水槽をリセットする時に砂から小さなテッポウエビが出てきました。

小さいながら中々大きなパチッという音を鳴らします。



まとめ2に続きます。

乙姫様の衣替え

前回オトヒメエビを追加しましたが、肝心の手が取れていました。

脱皮すれば元に戻るということでしたが、確かに脱皮で再生しました。

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脱皮した皮膚は綺麗に触角まで残っています。

脱皮前は何もなかった場所から手が再生するので、不思議な感じです。

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手が再生して、さらに大きくなったように見えます。

オトヒメは色が床屋のクルクル回っているポールに似ているので、

英名でバーバーポールシュリンプと呼ばれています。

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一方、30cm水槽ではついにカクレクマノミがサンゴイソギンチャクに入りました。

ブリード個体のカクレとサンゴイソギンチャクは共生しなさそうですが、

意外とすんなり入っていました。

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ライブロックからまたしても変なのが出てきました。

ヒトデは見栄えは悪いですが、害はなくむしろ利点があるのでそのままにしておきました。

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家の冷凍庫はもはや海水魚飼育専用のものになっている気がしますw
 

熊の実と麒麟と乙姫

60cm水槽が寂しくなっていたので、採集に行き魚と無脊椎を追加しました。

まずは管理人が大好きなミノカサゴ類

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キリンミノです。ハナミノに見慣れているせいか若干見劣りする感じもしますが、

大きさがちょうどいいのでかわいいです。

そして、もう一匹魚を追加しました。

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クマノミ(ナミクマノミ)です。大きさは9cmくらいです。

魚を採るのは苦手な管理人ですが、こいつだけは自分で採りました。

サンゴイソギンチャクに共生していました。

見た目が綺麗なわりに飼育がイージーなので管理人としては好きな魚です。


無脊椎は、オトヒメエビを追加しました。

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しかし、残念ながらまたしても腕が取れてしまっています。

今回は輸送中に取れてしまいました。

取れた腕は友人によると、上手くいけば次の脱皮時に再生するそうです。

是非ともペアで飼育してみたいものです。

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これから餌付かせる過程が待っていますが、どれも餌付いてほしいものです。

最後にオマケです。

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アオヤガラ?でしょうか、管理人にはアカヤガラとの区別はつきませんが、

採れたので一応持って帰りました。

おもしろいカタチをした魚ですが、個人の水槽での飼育は例がないようです。

神経質な魚で、水族館でも長期飼育は難しいようです。

案の定水槽に入れた翌日に☆になってました。

でも、飼えるものなら飼ってみたい魚です。

セイタカイソギンチャク対策

お久しぶりです。今回から記事のタイトル連番をやめました。

海水魚飼育シリーズバックナンバー

http://laytrack.blog.shinobi.jp/Entry/45/「水槽の立ち上げ」
http://laytrack.blog.shinobi.jp/Entry/48/「宇宙船みたいなキリンミノ老魚」
http://laytrack.blog.shinobi.jp/Entry/50/「殺菌灯・カクレクマノミ追加」
http://laytrack.blog.shinobi.jp/Entry/51/「ハナミノカサゴの尾腐れ病治療」
http://laytrack.blog.shinobi.jp/Entry/52/「30cm水槽増設」
http://laytrack.blog.shinobi.jp/Entry/53/「キヌバリと無脊椎たち」
http://laytrack.blog.shinobi.jp/Entry/54/「かわいいノコギリヨウジのペア」
http://laytrack.blog.shinobi.jp/Entry/55/「ライブロックとサンゴイソギンチャク」

前期の期末試験が終わり、一段落したので更新します。


まずは、残念なお知らせから。

ハナミノカサゴに寄生虫がついていたので、淡水浴をさせることにしました。

まず、真水を用意しカルキを抜き、アクアセイフを入れました

水温を合わせいざハナミノを投入

元気そうなので問題なくいけると思ったのですが、

しばらくすると、皮膚がただれたようになり目が白濁してしまいました。

これはpHショックだと思い、急いで元の飼育水に慣らしメインタンクに戻したところ

完全に弱ってしまいました。仕方なくエアレーションをしておきましたが、

2日後☆になっているのを確認しました。

pHショックはpH1.0以上の差が発生すると起こります。

おそらく今回の場合、人工海水を混ぜたアルカリ寄りの飼育水から、

カルキを抜いたとはいえもともと酸性の強い水道水に投入したためショックを起こしたのだと思います。

pHショックを起こすと再起不能になるので、今回の経験を今後に生かすことにしましょう。


一方、30cm水槽は、ライブロックにコケが目立ち始めました。

イソギンを入れて点灯時間が長くなったからです。

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そこで60cm水槽にいるハナビラダカラをこちらに入れました。

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入れた途端、ライブロックを覆い尽くしていたフサフサの珪藻を食い始め、

2日でハゲ山にしてしまいました。そのかわり大量の糞が撒き散らされていましたがw

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サンゴイソギンチャクはようやくガラス面からライブロックに定着してくれました。

でもやっぱりクマノミは入りません。


ライブロックを入れると、同時に水槽に害のある生物が入ってきたりします。

セイタカイソギンチャクもその一つです。

通称カーリーなんて呼ばれていますが、カーリーアネモネとは別種で、アイプタシアと言います。

この種類は強い刺胞毒を持ち、小魚やサンゴには良くないので駆除しなければなりません。

富栄養化した水槽内では爆発的に増殖します。

しかも破片から無限に増殖するので駆除が困難です。

第一見た目が悪いので大量に増えるとキモいです。

そこで、対策としてある生物をいれました。

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ペパーミントシュリンプです。

こいつがセイタカイソギンを駆除してくれることを期待しましょう。

イソギンチャク食性ですが、サンゴイソギンチャクはある程度大きいので大丈夫でしょう。


60cm水槽は魚がいなくなってしまったので、友人からある魚を譲り受けました。

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「タナバタウオ」です。

通常は胴体が黒で鰭に青いライン、背鰭の先端はオレンジという色をしていますが、

このタナバタは婚姻色が出て顔の周りが黄色をしています。

また、横帯がはっきりしています。

もしかしたら、「ナカハラタナバタウオ」かもしれませんが、

個体差があるので管理人は見た目では判別できません。

この魚、結構かわいい顔をしています。古代魚みたいなルックスで、面白いです。

水槽に1匹だけでは寂しいので、明日海に採集に行ってきます。

何か新しい魚が入れば随時更新したいと思います。

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そういえば、こちらの水槽のライブロックにも害のある生物がいました。

カニは小魚を襲うので、アウトです。隔離ケースに退場してもらいました。

それでは失礼します。

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