マダラハナダイ
Odontanthias borbonius
新しい生体を飼いたいという誘惑に負けて買ってしまいました。
アクアリウム界きっての高級魚、マダラハナダイです。
普通に買うと2諭吉ぐらいの値段ですが、ワケあり水圧障害個体の為
1諭吉でおつりが返ってくる価格で買いました。
水圧障害に関しては自分で治すつもりは今のところないので、
自然に治ってくれることを期待しています。
治らずに落ちてしまったら、それが寿命です。
今のところ餌食いはいいので、暫くは生きそうです。
水圧障害の魚は、鰾(うきぶくろ)が膨張してしまっているため、
常に浮き上がってしまいます。なので常に頭を下にして泳ぎます。
ダイビングでいえば、BCD内の空気が中性浮力よりも多く
常に浮上してしまうような状態です。
鰾が膨張するのは、深い水深にいる魚を釣り上げた際によくみられることで、
マダラハナダイも本来は水深40~200m付近にいるので、
採集時に浮上する際、浮上速度が速かったために鰾内の空気の排出が間に合わず
水圧障害にかかってしまったのです。
(ここで言う魚の水圧障害は、人間において血中に気泡が生じて起こる減圧症とは意味が違います。)
魚の浮き袋は空気の排出が超遅いBCDみたいなものなのです。
下に泳ぎ疲れたら支えになるライブロックの陰で休みます。
表情が「ふぅー疲れた」みたいです。
泳ぎは下手ですが、餌食いは良好で人工餌も口に入る大きさなら何でも食べます。
高価な魚ですが、飼育難易度はそこまで高くありません。
詳しくは、今後更新する飼育各論をご覧ください。
ウミケムシ
夜にふと照明をつけてアワサンゴの下あたりを覗くと、
ムカデみたいなキモイ奴がいました。
ウミケムシは、水槽で大発生することがあり厄介な生物ですが、
ゴカイの仲間なので、底砂の掃除には一役買ってくれます。
大量発生した場合は生物兵器(チェルモバタフライ等)を投入するか
罠をしかけて捕るしかありません。
ケムシということもあり、毒があり刺されるとかなり痛みます。
いまのところ一個体しか見ていないので、静観してよさそうです。
ソメワケヤッコは飼育5ヶ月目に入りました。
大きな病気もしておらず、非常に丈夫な個体です。
最近は東上にもケンカを売るようになり
あだ名は「ガン見ヤッコ」です。
こちらは暴君セナキルリスズメダイ。
混泳させているソメワケもかなりの暴君なので、
ケンカではむしろセナキがいつも折れています。
普段はお互い無関心ですが、ソメワケが無性にセナキにイラつくことが
あるらしく、たまに追っかけまわされています。
うちにいる魚は、キンハナ♂といいマダラといい気性が荒い魚ばかりです。
弱い魚入れられないので必然的にそうなってしまうんですけど…
http://laytrack.blog.shinobi.jp/%E6%B5%B7%E6%B0%B4%E9%AD%9A%E9%A3%BC%E8%82%B2/%E3%83%9E%E3%83%80%E3%83%A9%E3%83%8F%E3%83%8A%E3%83%80%E3%82%A4%E3%81%8C%E3%82%84%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8D%E3%81%9Fマダラハナダイがやってきた