小笠原からの移動手段は船(おがさわら丸)しかありません。
小笠原諸島で魚を採集し、持ち帰りたい場合、
狭い2等船室に長時間置いておくことを考えると、どのようにするのが良いか
検討した結果、ポリタンクを使用することに落ち着きました。
採集した魚は出港日までスカリに入れ漁港に沈めておきます。
魚をポリタンクに移します。今回はユウゼンという高級魚の輸送のため
万全を期して水量は満タンにしました。
エアーレーションをかけ、ポリタンクに二重に袋を被せます。
船内で水漏れを起こして他の客に迷惑をかけないためです。
エアレーションは電池を切らさないよう十分に気を付けてください。
さらに段ボールの中に入れポリタンクは見えない状態にします。
これは決して後ろめたいことがあるわけではなく、
乗船時に止められたり、他の客とのトラブルを防ぐためです。
小笠原諸島から魚を持ち帰る行為は決して違法ではありませんが、
やはり自然保護派の人間には反感を買いますので、
そういった方とのトラブルを避けるために隠しています。
おが丸乗船時には警察官が立っていますので、
目をつけられて、面倒なやり取りになることを避けるためでもあります。
ポリタンクは市販の20Lのものです。25時間半という輸送時間を考えると
重たいですがこの水量が望ましいと思われます。
さすがにポリタンクを手で持って運ぶのはきついので
荷物運搬用のコロコロを使用します。
2等船室の場合、船室入口から向かっていちばん奥の壁側通路に置くのが
ベターだと思われます。他の通路よりも人通りが少ないため大きな荷物を
置いておけます。エアーレーションの騒音もここなら気になりません。
見た目も普通の荷物?に見えなくもありません笑
ただし多客期は人も荷物も多くなるので、難しくなるかもしれません。
ちなみに今回の輸送は成功し、
小笠原諸島から魚を生きたまま持ち帰ることに成功しました。
http://laytrack.blog.shinobi.jp/%E5%B0%8F%E7%AC%A0%E5%8E%9F%E8%AB%B8%E5%B3%B6%E9%81%A0%E5%BE%81/%E5%B0%8F%E7%AC%A0%E5%8E%9F%E8%AB%B8%E5%B3%B6%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E6%8E%A1%E9%9B%86%E9%AD%9A%E8%BC%B8%E9%80%81小笠原諸島からの採集魚輸送