流星群の撮影昔話?
その昔、奈良に住んでいたころはNM氏とともに近くのフォレストパーク神野山
へ行き、流星群の撮影をしたものです。
ふたご座流星群2014.12.14 ←当時の記録です

そのころは、EOS60DにEF-S 18-55 F3.5-5.6のレンズを使い、慣れないピント
合わせに苦労しながら、撮影をしていたのが懐かしく感じられます。
比較的大きな流星が流れると「カネ金かねkane!!!!」と連呼し、星に願いを
叶えてもらおうとしましたが、今も金持ちには成れていません。
あの当時、天の川を写すためにはどのような時期や時間にどの方角を見れば
よいかなどという知識はなかったので、ただひたすらに空を写して
いたように思います。流星群の撮影はブログ記事にはしていませんが、
2018.11.18のしし座流星群、2019.12.14のふたご座流星群も撮影をし
流星というのは比較的明るくないと、写真には写らないということを
学ばされました。あとは運任せですね、
2018年のしし座流星群は、富士ヶ嶺から南天に向け撮影をしました。
富士クラシックに向かう広い道路は誰も通らないので撮影向きです。
2019年のふたご座流星群は、仁科峠から撮影をしました。
空があまり暗くないので見える星も少なめですね。
今年のペルセウス座流星群は?
今回の流星群は三大流星群のひとつであるペルセウス座流星群です。
この流星群、割と毎年のように撮影に出かけているのですが、
夏の不安定な天気に翻弄され、まともに撮影できたことが一度もありません。
今回も、実は極大日の前日(11日)に南伊豆に撮影に出かけているのですが、
厚い雲に覆われて観測することができませんでした。
そして、本命の極大日(12日)は、極大時刻の22時の1時間前に南伊豆に
現地入りし、どこで撮影をするか考えていたのですが、あいあい岬は
他県から来たと思われる流星眼視観測勢でごった返しており、
付近の道路は路駐地獄になっていて、ライトを減光せずに待っているような
連中が多く、マナーが最悪だったのでプランを変更し、石廊崎灯台で撮影
することにしました。駐車場から夜の暗い道を歩かなくてはなりませんが、
簡単にたどり着けてしまっては、マナーの悪い連中を呼び寄せてしまうので
撮影をするのであれば、道のりの険しいこちらをお勧めします。
参考 あいあい岬とは…
奥石廊にあるユウスゲ公園付近のことを私はそう呼んでいます。
記念撮影用のモニュメントがあり、インスタ映えしそうな場所であります。
今回はこの付近での撮影は断念しましたが、空を見上げると、
天体改造機じゃないのに星が赤く見えるほど空気が澄んで暗い場所です。
四国カルストや美ヶ原高原といい勝負かもしれません。
撮影開始
極大時刻の22時を迎えて数分間は目立った流星を見つけられなかったので、
あれ?今年は少ないのかなと首を傾げてしまいましたが、
その不安を払しょくする大きな流星が流れ、やっぱり流星群なんだなと
安心、天の川上を通過する明るくない流星は天の川の明るさに隠され、
写らないということも、学びました。写真に写らない流星を含めると
HRは30~45程度だったように感じます。
前半は、絞りを開放してソフトフィルター装着で撮影しました。
撮影時には気づいていなかったのですが、二連続で流れたのも画角に
収まっていました。大気の状態があまりよくないようで、水平線付近は
かなり視程が悪く色も変な感じになってしまっています。
この流星は明るかったのですが、高度が高かったため地上景とともに写すのは
このレンズでは限界でした。ほかの撮影者様はバッチリ写せた人も多かったん
じゃないでしょうか。
後半は、ソフトフィルターを外し少し絞って撮影をしました。EF24mm F1.4は
開放にすると四隅のサジタルコマフレアが酷く、使い物にならないからです。
今回は2時間ほど撮影したため、タイムラプス動画にしてみました。
天の川の中心部がだんだん沈んでいくのがわかります。
夜半を過ぎると、下弦の月が昇ってきたので撮影を終了し帰路につきました。
次は12月のふたご座流星群に挑戦します、極大時刻は日本時間の昼間ですが、
月の条件が良いので、期待できるかもしれません。
でも、その前にコロナ収まっていることを切に願います。