ふたご座流星群は、明るい流星が多く三大流星群の中では
最も見ごたえのある、そして写真に写りやすい流星群だと思います。
今回は極大日の前日の、12月12日の晩から、13日にかけて
観測と撮影を行いました。
今回撮影地に選んだのは、山梨県にある全国育樹祭記念広場です。
周囲を森林で囲われており、北天は甲府方面の光害がありますが、
富士山を見渡す南天は比較的暗い空のため、冬の天の川がうっすらと
写るようなレベルです。
上の写真はサブ機のEOSkissx7にEF24-105F4Lを装着し実質35mmぐらいの
画角で放射点のちょっと下あたりを撮影したものです。
小さな流星を含めると1時間に30個弱ほど流れていました。
比較的、低いところを流れる流星が多かったように思います。
高度が低いぶん、地上付近の大気の影響を受けやすいため、
写真には写らなかったのですが、長い軌跡の流星も多くみられました。
12月ということもあり、気温は-2度。足元の防寒対策を怠ったため、
そろそろ限界と思った矢先に流れたのが上の流星。
その場にいた撮影者たちの歓声とどよめきが響き渡りました。
みんな富士山方向にカメラを向けていたので、誰もがしあわせになれる
素晴らしい位置に流れてくれましたね。
大変寒い中の撮影でしたが、撮れ高は十分といったところでしょうか。
次の流星群は1月のしぶんぎ座ですが、毎回ふたご座の撮影の寒さに
懲りていつも撮影に行かないのがオチだったりします。
もし、気が向いて撮影に出かけたら撮影レポートをお届けする予定です。
http://laytrack.blog.shinobi.jp/%E6%98%9F%E6%99%AF%E6%92%AE%E5%BD%B1/2020%E3%81%B5%E3%81%9F%E3%81%94%E5%BA%A7%E6%B5%81%E6%98%9F%E7%BE%A42020ふたご座流星群