うみのおさかなのいろいろ@東上本出の日記

海水魚採集 海水魚飼育 飼育各論 小笠原 星景撮影 CB400SB Roadster CX-30

うみのおさかな以外の話題がメインになってしまったブログ主の○○やってみたシリーズ。水槽の更新再開しました。

プランクトンネットでコペポーダを確保する

東上は、今までプランクトン食性の魚を何匹か飼育したことがありますが、

プランクトン食性の魚は、餌の確保が非常に困難です。

例えば↓

タツノオトシゴ
Hippocampus coronatus

カミソリウオとホソフウライウオ?
Solenostomus cyanopterus Solenostomus leptosoma?

ノコギリヨウジ
Doryrhamphus japonicus

オイランヨウジ
Doryrhamphus dactyliophorus

飼育していた当時は奈良県に住んでいたため、近くに海はなく、

彼らへの給餌は毎日、ブラインシュリンプを孵化させて与えていました。

現実的に考えて、プランクトンイーターの飼育は、

大型サンゴ水槽での無給餌飼育か、上記のブラインシュリンプを与える方法

海の近くにお住いの方であれば、海からプランクトンを採取する方法も

ありますね。毎日ブラインシュリンプを与える場合においても、

栄養面を考え定期的に天然のコペポーダやヨコエビ、イサザアミなどを

与えるのが理想的ですが、どこに行ってどのように採取すればいいのか

分からない方もいるかと思います。

そんな場合に強い味方になるのがこちら


プランクトンネットです。私は仕事柄個人所有していますが、

なかなか高価なものです。確か、2万円以上したような気がします。

高いなと思った方…ナイロンストッキングとフィルムケースを

使って作ることができますが、破れやすいため

日々使用するのであればちゃんとした製品を買うべきです。

餌の確保のために、日常的に使用する方であれば、2万出しても十分

役に立つ品だと思います。生き餌を通販で確保することを考えれば、

数回の使用で元を取ることができますよ。

私は、現在プランクトンイーターの魚を飼育しているわけではありませんが、

中学校で、理科を教えているため、顕微鏡で微生物を観察したり

海洋生態系について話をしたりする機会があります。

実感を持ってもらうためには、本物を見てもらいたいものです。

写真は、プランクトンネットを使って漁港でカイアシやヨコエビを

採集しているところです。採集した海水を見てみると、

肉眼でも動いているカイアシ類(コペポーダ)がわかると思います。

他にも、カニのゾエア、メガロパ幼生やヨコエビ類などが採れます。

カイアシのサイズ感だと、顕微鏡は低倍率で丁度良いです。

下の画像は接眼レンズ15倍 対物レンズ4倍で 60倍です。

かなり大きいので、フレームアウトしてしまいます。

内臓が動いている様子や、脚部の細かいつくり、青色の血など

生徒は様々な発見をするので実に面白いです。

プランクトンネットは、ゴミが少ないけれど海藻が浮いているところを

狙って引きます。海藻ごと引き揚げるイメージです。

プランクトンを狙って採集しているので、プランクトンイーターが

一緒に採れることもあります。写真は、

ガンテンイシヨウジHippichthys penicillusです。

躯幹部に暗色の縁取りのある白色斑が散在することが特徴です。

汽水域にもいる魚なので、淡水魚図鑑に載っていますが、

実際には内湾部にも生息しています。

一日中いろいろなところで粘れば、タツノオトシゴなんかも採集できる

かもしれませんね。いまだに太平洋側の漁港採集でタツノオトシゴ類に

出会ったことはありませんが…

今回は、プランクトンイーターの飼育をする方向けに

プランクトンネットの勧めでした。

やっぱり、海に餌を採りに行く手間を考えると…飼育は大変ですね。

冷凍餌に餌付けるのがいちb…以上現場からでした。

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