前回の更新から大分期間が空いてしまいました。その間に大幅に状況が変わったので、一気に更新していきます。
カクレクマノミをもう一匹譲り受けたので、30cm水槽に入れました。
30cm水槽に魚4匹は明らかにキャパオーバーなのですが、この時はいけるだろうと思っていました。
水槽が小さいせいなのかカクレを2匹にしたところ、ケンカを始めました。
ケンカはすぐに終わり、強者と弱者の序列が決まります。
強いほうの個体は弱いほうの個体を追い立てるのですが、この時弱いほうの個体は服従のポーズを取ります。
服従のポーズは相手に背側を向けて横泳ぎをする姿勢を取る感じです。
カクレを入れて数日経つと、水槽が汚れてきました。
ヨウジウオにブラインシュリンプを給餌しているので水が汚れやすく、さらに過密飼育が拍車をかけ、富栄養化によりコケが繁殖しています。
この時、底砂が最悪の状態になっていることにはまだ気づいていませんでした。
さらに数日経つと、カクレに白点が出始めました。
この時私は連続換水により水槽内の白点虫の数を減らそうと考え、連続で換水を行いました。
連続換水を行うと水槽内のバクテリアが減少し、生物ろ過のバランスが崩れがちになります。
この際、バクテリアの添加を行えば、バクテリアの減少を抑えることができたのですが、バクテリアは買わない主義だったので、何も対策を行いませんでした。
過密飼育状態でバクテリアが減少すると、生物濾過が全く追いつかなくなり一気に水槽崩壊に持っていかれます。
一気に水質が悪化し、サンゴイソギンチャクは弱り、カクレクマノミは2匹とも重度の白点にかかり、ノコギリヨウジの♀は白点+エサを食べなくなりました。
カクレクマノミは2匹とも薬浴を行いましたが、1匹は薬浴中に落ちてしまいました。
ノコギリヨウジの♀は餌を食べなくなった結果弱りこちらも☆に。
サンゴイソギンチャクは死んだ時に水槽内の生体が全滅する恐れがあったので見切って水槽から取り出し泣く泣く廃棄しました。
最も過密だった時は
カクレクマノミ×2
ノコギリヨウジ×2
サンゴイソギンチャク
ハナビラダカラ
ペパーミントシュリンプ
を飼育し30cm用の外掛け濾過で回していたので、明らかに無謀だったと思います。
当然水槽はリセット。同時に60cm水槽も飼育がぐだり、白点が蔓延っていたので、クマノミとキリンミノは海に返しに行きました。
タナバタウオはクマノミに追いやられ水面に顔を出すようになり、目が腐って死んでしまいました。
リセットというわけで、もう一度水を作らなければならなくなりました。
そこで、パイロットフィッシュに丁度いい魚を譲り受けたので、水作りを頑張ってもらうことにしました。
ナベカです。黄色と黒の模様が美しいハゼの仲間で、タイドプールにいる強い魚です。
こちらはクツワハゼ。大きくなると20cmくらいになり、釣りの対象魚にもされています。
水槽をリセットする時に砂から小さなテッポウエビが出てきました。
小さいながら中々大きなパチッという音を鳴らします。
まとめ2に続きます。
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