今年2回目の沖縄へ海水魚採集に行きました。
前回は3月ということもあり水温が低かったですが、
今回は夏なので丁度良い水温でした。
ただし、アウトリーフの深場は水が冷たく、ウエットスーツが必須です。
今回は死滅回遊魚ベストシーズンに向けた
チョウチョウウオ採集の練習が目的でした。
フエヤッコダイ
採集難易度 ☆☆☆☆★4 6m以深の場所に多いため中級者以上向き
レア度 ☆☆*★★2.5 沖縄ではよく見られる。和歌山辺りではややレア
今回の遠征では3匹をキャッチ。
3月の沖縄遠征では礁内にいた1匹しか採れなかったのですが、
今回はアウトリーフの深場で勝負して捕まえました。
それにしても、綺麗なフエヤッコってなかなかいないですね。
採集した個体は全て鰭や体表にデキモノが付いていました。
それと、このサイズばかりなので持って帰るには大きすぎます。
シチセンチョウチョウウオ
採集難易度 ☆☆*★★2.5 見つけた個体を一発で仕留めるかどうかが勝負
レア度 ☆☆☆☆*4.5 日本では数が少ないのでレア
個人的にレアチョウといえるもので採れたのはこいつだけでした。
リーフの外縁部付近で採集しました。
シチセンはこの採集した個体しか見かけませんでしたし、
今まで素潜りでは見たことがなかったので、
一瞬、どうせゴマチョウだろと思ってしまいました。
スダレやイッテンも見かけたのですが、
逃げる逃げる、同行した和歌山でチョウを乱獲するboilar氏も
太刀打ちできなかったようです。
後ろに写っているカガミやミゾレは沖縄では数多くいます。
ハナグロチョウは大きな個体しか見つけられませんでした。
今回潜ったポイントは、ヤッコの種類が多くありませんでした。
見かけたのはサザナミ・ヘラルドコガネ・シテン・ナメラ・ニシキの5種だけでした。
私はヤッコを採るのが苦手なので、サザナミヤッコですら採れません。
いつも網にかかった後に逃げられています。
やはりヤッコは穴に隠れるので、
追い出すための水中での活動時間が長くないと厳しいようです。
ニシキヤッコを採ったことのある方いるんでしょうか?
彼らは勝負させてくれません。すぐ穴に入って行方不明になります。
ハタタテハゼに今回初めて挑戦したのですが、
網目が大きすぎて抜けてしまいました。
そこで金魚網に持ち替えてトライしたのですが、
今度は網が浅すぎて捕まえた後に普通に出て行かれてしまいました。
ハタタテハゼには専用の装備が必要なのでしょうか。
採集成果(キャッチ・リリース含む)
ミゾレチョウチョウウオ、ゴマチョウチョウウオ、フウライチョウチョウウオ、
アミチョウチョウウオ、トゲチョウチョウウオ、チョウハン、スミツキトノサマダイ
ヤリカタギ、ミスジチョウチョウウオ、カガミチョウチョウウオ
フエヤッコダイ、シチセンチョウチョウウオ、ツノダシ、カンランハギ
テングカワハギ、カクレクマノミyg(ブラックオセラリス)、ハマクマノミyg
カンモンハタ、シマハギ、ヒレグロコショウダイygその他雑魚
全然いい魚採れてません。載せるのも恥ずかしい魚ばかりです。
ただ、天然物のブラックオセラリスは持って帰りたかったのですが、
カンモンハタに食われていなくなってました。残念
同行したM氏はニセゴイシウツボの幼魚と思われる魚や、
サザナミヤッコ幼魚を採っていました。
ヤッコ採られた時点で私的に負けですね。
ハブクラゲに注意
沖縄での海水魚採集において注意しなくてはならないのが
危険生物です。
石垣島のハブクラゲ注意喚起の看板
中でも
ハブクラゲやカツオノエボシには注意が必要です。
なぜこんなことを言うのかというと、
私今回の採集でハブクラゲに刺されたからです。
刺されるとすごく痛いので、当然採集は続行困難になりますし、
まず病院に行かなくてはいけません。
沖縄の海は暑いから
ウェットスーツはいらないとお考えのそこの貴方、
考えを改めてください。
おまけ
夜の川でオオウナギ採りに挑戦し、見事1mオーバーの太いオオウナギをゲット。
重さも5kg以上あったと思います。
ちなみにオオウナギ、味のほうはイマイチらしいです。
http://laytrack.blog.shinobi.jp/%E6%B5%B7%E6%B0%B4%E9%AD%9A%E6%8E%A1%E9%9B%86/%E6%B5%B7%E6%B0%B4%E9%AD%9A%E6%8E%A1%E9%9B%86%E3%80%80in%E6%B2%96%E7%B8%84海水魚採集 in沖縄 2013年 8月