うみのおさかなのいろいろ@東上本出の日記

海水魚採集 海水魚飼育 飼育各論 小笠原 星景撮影 CB400SB Roadster CX-30

うみのおさかな以外の話題がメインになってしまったブログ主の○○やってみたシリーズ。水槽の更新再開しました。

宇宙船みたいなキリンミノ老魚

飼育していたキリンミノは、昨日☆になりました。

歳をとって死にかけだったのかもしれませんが…

東上の知識と経験不足で、2週間ほどで落とすという結果になり、非常に残念です。

参考データ

和名 キリンミノ
学名 Dendrochirus zebra
カサゴ目フサカサゴ科ヒメヤマノカミ属
全長20cm
分布 南日本の太平洋岸・伊豆諸島・小笠原諸島・琉球列島・インド洋・太平洋


さて、その前に3月の初頭に今年初めて和歌山県某所に潜りに行きました。

まだまだ水温が低く、ウエットスーツで潜るには相当気合いがいります。

後日沖縄でダイビングした時のインストラクターさんに

「罰ゲームですか?それ?」と言われたほどです。

ソラスズメダイ
Pomacentrus coelestis


通常のコンデジに簡易水中ケースをつけて撮影。

フォーカスが合わず、うまく撮影できません。

シマウミスズメ
Lactoria fomasini

シマウミスズメです。こいつは越冬できるんだと初めて知りました。

あとは、でっかいハリセンボンがいるくらいで、魚影は薄いです。

素潜りでの水中撮影は中性浮力を保つのが難しく、

魚にフォーカスを合わせるのが非常に難しかったです。

普段よりも、ウェイトを多めにつけるのも有りだと思います。



それでは本題に入ります。

友人が、大きなキリンミノを採ってきたので、

最初は弱っていて飼おうか食べようか悩みましたが、

この際試しに飼ってみることにしました。

東上の影が映ってしまっています笑


体長は20cmと大きく、キリンミノにしては老成魚です。

単独飼育でも60cm水槽には少々窮屈です。
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輸送中のダメージで弱り、浮き袋が水圧障害を起こしているようです。

しばらく様子を見れば治るでしょう。

上部フィルターのストレーナで体を支えて浮かないようにしているようです。

浮き袋も元に戻り、普通に泳ぎはじめました。

歳を重ねた魚の貫録というか、なんかものすごいです。

宇宙船ですねこれ。

ミノカサゴ系の魚を飼育するときは、

背鰭に毒があるので刺されないように気を付けましょう。

餌付けは針金の先にオキアミをつけて与え、

徐々にクリルに替えていくという手法をとりました。。


飼育5日目

尾腐れ病の症状が出ているのを発見してしまいました。

早めに手を打たないと、例え病気から回復しても、

尾鰭の半分以上が消失すると元に戻らなくなってしまいます。
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尾腐れ病には「グリーンFゴールド顆粒」を使います。

説明書を見ると、海水への使用禁止と書いてありますが、

ネット上では、海水で使用している例を多く見かけるので

実質使用可能だと思われます。

ただし投入量は淡水の半分です。

ただし後遺症や、リムフォシスティス病の感染率が高くなるというデメリットがあるので、

長期使用は避けたほうがいいと思われます。
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とりあえず、魚をタンクに移し薬浴とエアレーションを行います。

この時海水の比重はやや低め(1.019~1.020)に設定すると、効果が高いそうです。
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メインタンクは全換水を行います。
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メインタンクで薬浴を行うと無脊椎動物が死んでしまうので、

魚専用水槽以外では行ってはいけません。


薬浴はほとんど効果がなく尾腐れが進行し続け

残念ながら末期症状になってしまいました。

ひどくなると、肉の部分まで溶けていき最終的に死に至ります。

今回は生体が老成していたため、病気に対する抵抗力が弱く、

このような結果となりましたが、通常は治り、

尾鰭が再生する場合が多いです。

再生の例



今後は今回の教訓を基に設備を拡張させ殺菌灯を導入してみようと思います。

また、水槽立ち上げ時には、やはり環境変化に強い魚を入れたほうが

ベターであることを証明した結果でもあります。

また、ミノカサゴ類の飼育においては、低比重は禁物です。

すぐに、尾ぐされ病を起こしてしまいます。

ミノカサゴ類の飼育をされる方は気を付けて下さい。

水槽の立ち上げ

今回からシリーズ第三弾として「海水魚飼育」シリーズをお送りします。

私は大学で水産学を学んでいて、他の友人たちから魚を飼ったらどうだと

言われたので始めてみることにしました。

今回は水槽をセットし水を入れ海水を合わせるところまでお送りします。

さて、始めるにあたっていろいろと予習したのですが、

当然ながら、まずは水槽を置く場所を考えなくてはなりません。

電化製品の近くや電気配線(コンセント)の近くは海水を使用するのであまり良くないです。

通常の60cm水槽ならば、水の重さだけで60kg近くあります。

よって床は丈夫なフローリングが好ましいでしょう。

また、平坦であることも重要です。

平らでないと、水槽の一部分に重さがかかり、水槽が割れてしまう可能性があります。

さらには水道が近く、水替えがしやすいところに設置すると

水質管理を怠らずに済みそうです。

私はインテリア性を重視して、水槽台の上に設置することにしました。

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コトブキのPro-Style 600S-LOWを使用しています。

設置場所ですが、空いている場所がここしかなかったので、

ほぼテレビ横、床はラグが敷いてあります。あまり良い場所ではありません。

水槽はコトブキのプログレ600です。曲げガラスが美しいです。

水槽はセット購入したので、上部ろ過・ヒーター・温度計・ライトが付属しています。

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とりあえず水を入れカルキ抜きを入れました。

水を入れる際は、ホースがあると非常に楽です。

ここまではただの淡水水槽です。

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次に海水を作ります。

人工海水の素を溶かし、比重計を使い適切な比重に合わせます。

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比重は1.020~1.023の間に合わせます。

ただし、水が蒸発することを考慮して1.021程度に合わせたほうがいいかもしれません。

私の使用している比重計は平らな面に置かなくてはならないので

使いにくいです。吊るして使うタイプの比重計をお勧めします。

次に水槽の底部に砂を敷きます。

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砂は必ず濁りが出なくなるまで洗います。

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頻繁に水を換えながら行うと早くきれいになります。

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砂を入れ、底を均しておきます。

だいぶ水槽らしくなりました。

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友人から死骸サンゴをもらったので、

洗ってから一晩水道水につけ、もう一晩海水につけてから投入しました。

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丸い死サンゴはサンゴ砂に合いますね。

今回はここまでです。

次回は魚を採って入れることができれば最高ですが、

どうなるか分からない行き当たりばったりな更新になりそうです。


番外

今は冬で海に潜りには行けませんが、そろそろ春になって潜りに行けそうな

シーズンになってきます。そこで、水中撮影をしたいと思ったので

水中対応のデジカメを買おうと思ったのですが、高いです…

それに、今使っているFinePixF100fdがまだまだ現役でこれ自体いいカメラで、

水中撮影モードがついています。

純正の水中ケースはもう出回ってないので、

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DiCAPac α wp310を購入しました。

これはデジカメを中に入れて撮影できる10m防水のケースで、ズームが可能です。

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価格は3600円とお手頃です。

大作商事で輸入・販売を行っているので、興味のある方はどうぞ。

http://www.daisaku-shoji.co.jp/shop/

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ただし、一部のカメラでは上の写真のように四隅にフチが映ってしまうので、

ズームをして調整する必要があります。

これで、念願の海中での撮影ができます。今年も石垣島へ行く予定なので、

今年は海中の写真も含めてお送りしたいと思います。

閲覧ありがとうございました。

トンネル周りのシーナリー表現

お久しぶりです。主の東上本出です。

期末テストも終わり、一段落したので更新します。

単位落とした気しかしない…進級できるのか心配です。

まあ、過ぎたことは忘れてバイトに専念するとしましょう。

主のバイトは棚卸で、深夜勤なのでこんな時間に投稿していますw


今回の更新は、冬休み中の鉄道模型レイアウト制作を最後までお伝えしていなかったので

その様子をお送りします。

バックナンバー
part1 http://laytrack.blog.shinobi.jp/Entry/29/
part2 http://laytrack.blog.shinobi.jp/Entry/33/
part3 http://laytrack.blog.shinobi.jp/Entry/37/
part4 http://laytrack.blog.shinobi.jp/Entry/38/
part5 http://laytrack.blog.shinobi.jp/Entry/41/

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まずは山を地面と固定します。

大量のボンドを使用しています。

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次に前回固定したトンネルと擁壁との隙間を埋める紙粘土を塗装します。

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乾燥させ色を落ち着かせます。

塗料はポスターカラーを使用しています。

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ストラクチャーを配置してみることにしました

トミックス製の信号所です。

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細かいパーツにはピンセットを使います。

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これは、山の斜面ですが、すでに撒いた草のボリュームが足りず、

山肌が見えてしまっています。

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それでは見栄えが悪いので、コースターフを使います。色は緑褐色です。

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Afterです。立体感のある草の演出ができます。

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調子に乗って313系2500番台を走らせてみました。

通電状態に問題が無かったので次に進みます。

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先ほど塗装したトンネル周りに草を撒きます。

撒くときに草がポロポロ落ちるので、下にティッシュ等を敷きます。

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といったところで、そろそろ学校へ戻らなくてはならないので

冬休みの作業は打ち切りました。

次回の鉄道模型レイアウト制作シリーズの更新は、4月上旬か、8月中旬になりそうです。

しばらく間が空きますが、どうかよろしくお願いします。


さて、次回の更新は、新シリーズ「海水魚飼育」です。

このシリーズは水産学科の大学に通っている主が海水魚飼育に興味を持ったので

水槽を立ち上げるところから、レポートをUPしていきたいと思います。

それではお楽しみに。
 

あけましておめでとうございます

2012年になりました。

新年あけましておめでとうございます。

今年も当ブログを宜しくお願いします。

今回の更新から気持ちを入れ替えて、ブログのデザインを変更してみました。

トップの画像は、近況を表す写真にしたいと思います。



「現在制作中の鉄道模型レイアウトに車両を入線させてみました」という写真です。


携帯で撮ったものなので、画質が悪くて見えないですが、

種別は 17H 快速 成田空港です。


Train Simulator京成・都営浅草・京急線では

京急車運用のエアポート快特→快速として運転できるダイヤです。

残念ながらこのダイヤはダイヤ改正で無くなりましたが…


そういえば、Train Simulatorシリーズの次回作は出るのでしょうか、

PS3のRailfanで相当コケましたからね…

次回作は絶望的なのでしょうか。


向谷さんも、業務用シミュレータのほうが儲かると分かってしまったからには

家庭用ゲームは作らないでしょうから。


ただ、コアなファンがいることは確かなのだから、

電車でGO!の名前だけ借りて、中身はTSにすれば売れるのでは?

と思うのですが、現実は甘くないのでしょうね。


東上本出も、TSファンとして、次回作を期待しています。

路線は日本の中ならどこでもいいし、

業務用の移植版でいいんで、お願いします。向谷さん!

Railfan作ってください。



さて、話が脱線しましたが、

鉄道模型レイアウト制作はこれからも続けていき、必ず完成させるので

これからも、鉄道模型レイアウト制作シリーズを宜しくお願いします。



さて、そろそろシリーズ第三弾として新しいことに挑戦したいと思います。

そこで、新しく始めようと思っているのが、海水魚水槽です。


水槽の設置から、魚の採集、導入、サンゴ飼育

病気治療などのトラブルシューティングをレポートしたいと思います。


4月辺りから始めようと考えています。


その前に、お金を貯めないと厳しいので

2・3月はバイトをして金を貯めようと思います。


随分長い挨拶になりましたが、これで失礼します。

シーナリーの表現

今年最後の更新になりますが、

鉄道模型レイアウト制作シリーズをお送りします。

バックナンバー

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今回はシーナリー制作として草の表現を行います。

さらに複線トンネルの制作も行います。

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まず草を生やすところにボンド水を塗ります。

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塗料皿やスプーン、茶こしなどを使ってパウダー(ターフ)を撒きます。

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さまざまな色のパウダーを重ね重ね撒くと、リアリティーが出てきます。

表面に余った余剰のパウダーは掃除機で吸い取ります。

草の表現はさらにグレードアップする予定ですが今回はここまでにしておきます。


続いては複線トンネルです。基本的に作り方は単線と変わりません。

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ただ、今回は、発泡スチロールの地形づくりにミスがあったため、

トンネルの内側にスチロールが見えてしまっています。

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これではいけないので、写真のように右側の斜面を削ってトンネルポータルを右側に寄せます。

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Before→After

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その後、接着剤で仮止めをします。

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乾いたら、擁壁を取り付けます。今回使用したトンネルポータルは、

津川洋行製のもので、擁壁も付属しています。

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紙粘土で隙間を埋めれば形だけは完成です。

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壁を取り付けてみました。壁に背景画像を貼ると良さそうです。

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3分の1レイアウト全景。まだまだ山が裸です。


今回はここまでです。閲覧ありがとうございました。


今年も残りわずかですが、皆さんはどうでしたか。

震災や台風などがあり、今年は激動の一年でしたが、来年も変わらずどうぞよろしくお願いします。

管理人の東上本出より、皆さんの一層のご活躍とご健勝を心からお祈り申し上げます。

では、よいお年を。

 

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忙しくても維持できる海水魚水槽をコンセプトに、更新を再開しました。初期の頃の水槽の様子と現在の様子ががらりと変わっており、その変化と、東上の成長が分かるコンテンツとなっております。



沖縄・高知・和歌山・伊豆等をメインフィールドに、熱帯海水魚の素潜り採集をするコンテンツです。鼓膜穿孔が慢性化しており、更新できるかは未定です。



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2014年10月、小笠原諸島父島へ行って参りました。シュノーケリングに海水魚採集、魚突きと、海の遊びを満喫した滞在でした。ユウゼンやレモンピールエンゼル等、日本では小笠原でしか見られない魚種と出会うことができました。小笠原諸島で海水魚採集をする際の解説や注意点はこのリンクをご覧ください。



CB400SBRevoに乗ってツーリング先での出来事や、近畿・中部周辺のツーリングに最適そうな道をレポートしていきます。高知県でのキャンプツーリング×海水魚採集にも挑戦してみました。



ロードスター(NC)の記事です。バイク以外の足が増えたので、夜間の寒い星空撮影も行く機会が増えそうです。ロードスターの紹介やツーリングの記事はここからどうぞ。



星と、風景を一緒に撮るという写真です。なかなか条件が揃わず、撮影は失敗の方が多いですが、条件が揃った時の美しい風景を追い求めて、新月の夜に活動しています。

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