3日目の朝になりました。深夜の霧と大雨の峠を越えた
決死の強行軍で疲労困憊した筆者は、合羽を着たまま眠りについていました。
起床すると、雲の切れ間からは青空が覗いており、良い旅を期待させます。
AM8:00 湯の沢水辺公園を出発
まず目指すのは、2015年度のツーリングマップルの表紙写真にあった
トラピスト修道院です。30分程で着きます。
画面奥に見えるのが修道院。朝早い時間帯なので観光客は皆無。
日曜日なので、教徒の方たちが教会にお祈りに来ていました。
もう少し近くまで行くことができます。
並木からみえたのは修道院の門の内側の建物になります。
修道院は、女人禁制です。
トラピスト修道院から出発しようとしたときに雨がパラついてきました。
天気予報を見ると東から雨雲が迫ってきていたので、
道南の日本海側江差方面へ逃げます。
2014年5月11日に江差線の木古内駅~江差駅間が廃止になりました。
2年以上経っていますが、鉄道遺構が残されており、自然の力により
その形を失いつつある廃線跡をみることができます。写真は湯ノ岱駅付近。
道の駅開陽丸に到着。せっかくなので、船を見てみることに。
開陽丸は、幕末期に江戸幕府が所有していたオランダ製軍艦です。
これは復元されたもので本物は海の底で永い眠りについています。
船内は資料館になっており、引き上げられた遺留品が展示されています。
「寝ています。おこさないでください」
砲弾に触ることができます。持ってみると、
大変重く持ち上げることができませんでした。
船上デッキに出ることができます。
かもめ島。千畳敷や厳島神社、キャンプ場があります。
腹ごしらえに、れすとらん江差家へ
北海道に来たら、やっぱり海鮮モノ。
足りないので、にしんそばも追加。
バイクをさらに北に走らせ、乙部町へ。ここは寄っただけ。
海がとても青いので、まるで南国にいるような気分にさせます。
C-PLフィルターを使用しているので空の青さが一層際立ちます。
せたな町の海沿いを走っていると、一際目につくのが親子熊岩。
まるで母熊が子熊を抱え上げているような見た目をしています。
茂津多岬灯台。海面からの高さが日本一の灯台。
昨年飲み忘れたガラナ。好き嫌いは分かれますが、筆者はクセのある味
が好きなので、ゴクゴク飲めます。北海道の定番商品のひとつ。
ガラナを飲みながら休憩していると、隣に東京から来たZRX400乗りの
大学生の方が来ました。学生らしくお金が無いので、漫画喫茶や
ライダーハウスを活用しながら旅を続けているそうです。
「いつ帰るのか」と聞くと、まだ決めてないとのこと、
筆者も時間が有り余っている学生時代に北海道に行っておけばよかったと
少し後悔しました。それはさておき、バイク談議に花を咲かせていると、
気づけば空に虹がかかっていました。明日も晴れるといいのですが…
道東方面からきた別のオジサンライダーは、大雨に打たれたそうです。
やはり道南ルートを選択して正解だったようです。
4日目に続きます。
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