先日、産経新聞ニュースで京急電鉄の「歌う電車」についての記事を見つけました。
もう「ドレミファ…」聞けない 消えゆく「歌う電車」京急の名物車両
URLhttp://sankei.jp.msn.com/life/news/110716/trd11071622110012-n1.htm
※ニュース記事の為リンク切れの場合がありますのでご了承ください。
新1000形第1編成 数少ない歌う電車の一つ
「歌う電車」といえば、主のなかでは鉄道を好きになるキッカケを作った車両です。
この電車が走っているのは「京急電鉄」。赤いボディカラーが特徴の鉄道会社です。
鉄道ファンの方はご存じの通り
「逝っとけダイヤ」や「UST=浦賀サイドターン」で有名です。
何故、「歌う電車」と呼ばれるのか…
理由は電車が動き出す時に、
「ファ~ソラシドレミファソ~」と音階を奏でるからです。
この音の正体は、主制御器である独シーメンス社製のGTO-VVVFインバータ※1の騒音です。
このインバータが搭載されている車両は
平成10年に登場した2100形と、14年に登場した新1000形の初期の編成です。
これらの編成のインバータは、我々鉄道ファンから「ドレミファインバータ」と呼ばれ親しまれています。
音階のように聞こえるのは、このインバータを作った人たちがわざとやったからだそうです。
しかし、京急の車両に搭載されているインバータは経年劣化により
東洋電機製のIGBT-VVVF※2インバータに置き換えが進んでいます。
2100形については、現存する10編成中4編成の「ドレミファインバータ」車も
あと1年ほどで置き換えられるそうです。
主はそろそろ乗り納めだと思ったので、
3月に横浜へ受験しに行った帰りに、わざわざ京急に乗って寄り道して帰りました。
その時は丁度新1000形の初期編成である「歌う電車」に乗ることができました。
運転席の後ろに陣取り、前面展望を眺めていると、
左に並走するJRが先に横浜を発車し、バトルになりました。
運転士、JRをガン見ですww。
30秒差で横浜を発車、京急らしいものすごい加速ですぐに120km/hに到達。
横を走る横浜線をブッチぎりで抜き去っていきました。
まさに京急クオリティ炸裂です。
「歌う電車」は現在1時間に一本の割合で見ることができますので、
乗りたい方はお早めに。
※1 VVVFインバータ
架線から取り入れた直流の電気を交流の電気に変換する装置。VVVFとは可変電圧可変周波数の略。
※2 IGBT-VVVF
IGBT=「絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ」といいGTO(ゲートターンオフサイリスタ)よりもメンテナンス等の面から好まれ、最近の新型電車ではこちらが採用されている。
SNS×うみのおさかな
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