お久しぶりです。今回から記事のタイトル連番をやめました。
海水魚飼育シリーズバックナンバー
http://laytrack.blog.shinobi.jp/Entry/45/「水槽の立ち上げ」
http://laytrack.blog.shinobi.jp/Entry/48/「宇宙船みたいなキリンミノ老魚」
http://laytrack.blog.shinobi.jp/Entry/50/「殺菌灯・カクレクマノミ追加」
http://laytrack.blog.shinobi.jp/Entry/51/「ハナミノカサゴの尾腐れ病治療」
http://laytrack.blog.shinobi.jp/Entry/52/「30cm水槽増設」
http://laytrack.blog.shinobi.jp/Entry/53/「キヌバリと無脊椎たち」
http://laytrack.blog.shinobi.jp/Entry/54/「かわいいノコギリヨウジのペア」
http://laytrack.blog.shinobi.jp/Entry/55/「ライブロックとサンゴイソギンチャク」
前期の期末試験が終わり、一段落したので更新します。
まずは、残念なお知らせから。
ハナミノカサゴに寄生虫がついていたので、淡水浴をさせることにしました。
まず、真水を用意しカルキを抜き、アクアセイフを入れました
水温を合わせいざハナミノを投入
元気そうなので問題なくいけると思ったのですが、
しばらくすると、皮膚がただれたようになり目が白濁してしまいました。
これはpHショックだと思い、急いで元の飼育水に慣らしメインタンクに戻したところ
完全に弱ってしまいました。仕方なくエアレーションをしておきましたが、
2日後☆になっているのを確認しました。
pHショックはpH1.0以上の差が発生すると起こります。
おそらく今回の場合、人工海水を混ぜたアルカリ寄りの飼育水から、
カルキを抜いたとはいえもともと酸性の強い水道水に投入したためショックを起こしたのだと思います。
pHショックを起こすと再起不能になるので、今回の経験を今後に生かすことにしましょう。
一方、30cm水槽は、ライブロックにコケが目立ち始めました。
イソギンを入れて点灯時間が長くなったからです。
そこで60cm水槽にいるハナビラダカラをこちらに入れました。
入れた途端、ライブロックを覆い尽くしていたフサフサの珪藻を食い始め、
2日でハゲ山にしてしまいました。そのかわり大量の糞が撒き散らされていましたがw
サンゴイソギンチャクはようやくガラス面からライブロックに定着してくれました。
でもやっぱりクマノミは入りません。
ライブロックを入れると、同時に水槽に害のある生物が入ってきたりします。
セイタカイソギンチャクもその一つです。
通称カーリーなんて呼ばれていますが、カーリーアネモネとは別種で、アイプタシアと言います。
この種類は強い刺胞毒を持ち、小魚やサンゴには良くないので駆除しなければなりません。
富栄養化した水槽内では爆発的に増殖します。
しかも破片から無限に増殖するので駆除が困難です。
第一見た目が悪いので大量に増えるとキモいです。
そこで、対策としてある生物をいれました。
ペパーミントシュリンプです。
こいつがセイタカイソギンを駆除してくれることを期待しましょう。
イソギンチャク食性ですが、サンゴイソギンチャクはある程度大きいので大丈夫でしょう。
60cm水槽は魚がいなくなってしまったので、友人からある魚を譲り受けました。
「タナバタウオ」です。
通常は胴体が黒で鰭に青いライン、背鰭の先端はオレンジという色をしていますが、
このタナバタは婚姻色が出て顔の周りが黄色をしています。
また、横帯がはっきりしています。
もしかしたら、「ナカハラタナバタウオ」かもしれませんが、
個体差があるので管理人は見た目では判別できません。
この魚、結構かわいい顔をしています。古代魚みたいなルックスで、面白いです。
水槽に1匹だけでは寂しいので、明日海に採集に行ってきます。
何か新しい魚が入れば随時更新したいと思います。
そういえば、こちらの水槽のライブロックにも害のある生物がいました。
カニは小魚を襲うので、アウトです。隔離ケースに退場してもらいました。
それでは失礼します。
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